「水性塗料の限界突破!Gaahleriカレイドカラーで塗るランバ・ラル専用ドム製作記」PR

信頼の装備品 (道具紹介)

こんにちは、模型の深淵(アビス)の探索者、らば(RAV)です。

今回のドム製作において、最も重要な役割を果たしたのがGaahleri様からご提供頂いた新世代水性塗料「Kaleido ColorWorks(カレイドカラーワークス)」です。
実際に使用して感じた、この塗料の「革新性」と、その性能を引き出すための「注意点」を詳しく解説します。

1. 驚異的な「隠蔽力」と「発色」

ドムのような重厚な機体を塗る際、下地が透けてしまうと安っぽく見えてしまいます。

  • 驚きの隠蔽力: モノアイ周りのパーツは「赤→青」に色を変更しているのですが、一度塗りでしっかりと色が乗り、下地の影響を受けずに発色しています。
  • 鮮やかな発色: 今回の「ラル専用ブルー」には、Auto Colors セット内のK311 Rally Spirit Blueを使用。濁りのない鮮やかな発色により、成型色にそのまま塗ってもパールがかった鮮やかなメタリックブルーを実現できました。

2. 作業効率を変える「乾燥速度」と「塗膜強度」

水性塗料の弱点とされてきた「乾燥の遅さ」と「塗膜の弱さ」が、この塗料では完全に見直されています。

  • 即乾性: 吹き終わって数分で表面が乾くため、流れるような作業が可能です。
  • 高い塗膜強度: 乾燥後の塗膜が非常に強いため、他の塗料を重ねることができます。エマルジョン系の強みが活きていますね。また完全乾燥後は爪楊枝で擦っても大丈夫なくらい強い塗膜になります。

3. 室内モデラーに嬉しい「低臭性」

私の運営ポリシーである「清潔感」は、作業環境にも共通します。
この塗料は嫌な匂いがほとんどありません。 家族がいるリビング横の作業スペースでも、気兼ねなくエアブラシを握れるのは、継続的な活動において何物にも代えがたいメリットです。


■ 塗装のテクニック:公式推奨のセッティング

今回の塗装にあたり、Gaahleri様より直接伺った「Kaleido ColorWorksを最も効果的に使用するための条件」を共有します。

  • 推奨気圧: 1.5~2.0 bar (15~30 PSI)
    ※換算値 約0.1~0.2Mpa
  • 使用環境: 口径0.3mm以上のエアブラシであれば、「希釈なし」で使用可能。

今回の塗装には、もちろんエアブラシを使用しています。

  • すぐ使える: 塗料自体が最初からエアブラシ用に最適化されており、面倒な希釈をしないでしっかりと振って混ぜるだけで使える。
  • 精密なコントロール: 低圧でも綺麗に色が乗るため、エッジへの繊細な吹き付けも自由自在です。

■ 重要:カレイドカラーを使いこなすための注意点

革新的な性能を持つカレイドカラーですが、その特性ゆえに守るべき「鉄則」があります。

● 溶剤の選択を間違えない

  • 絶対に避けるべきこと: ラッカー系のツールクリーナーでの清掃や溶剤を混ぜて薄めるのは厳禁です。成分が分離したり、塗料がダマになったりするリスクがあります。
  • 推奨: 基本は「専用シンナー」での希釈。これにより、カレイドカラー本来の滑らかなレベリング性能と塗膜の強度が維持されます。

● エアブラシの洗浄:乾燥する前に洗う!

カレイドカラーは乾燥後の塗膜が非常に強固です。これは作品にとってはメリットですが、メンテナンスにおいては注意が必要です。

  • 注意点: エアブラシ内に塗料が残ったまま完全に乾燥してしまうと、除去が困難になります。特にエアブラシの先端部分は乾燥しやすいので小まめに掃除する必要があります。
  • 対策: 塗装中も先端部分は水をつけた筆などで小まめに掃除する。塗装作業が終わったら、時間を置かずにすぐ洗浄すること。うがいの際は、水だけでなく専用のクリーナーを併用すると、ノズル詰まりを完璧に防げます。

● 厚塗りは厳禁

高い隠蔽力を持つ塗料ですが、一度にドバッと吹くのは「プロ感」のある仕上がりから遠ざかります。

  • ポイント: 薄く、層を重ねるように吹くことで、水性特有の表面張力を抑え、パーツのディテールを潰さずに美しい発色が得られます。
  • 乾燥時間の確保: 見た目が乾いていても、深部まで硬化するまでには少し時間が必要です。後から塗膜内の顔料が動いたり、焦ってマスキングをすると跡がつく原因になるため、「急がば回れ」の精神が大切です。

● 下地の状態:脱脂と足付けの推奨

検証不足ではありますが、手のあぶらやハンドクリームが原因と思われる「塗膜の剥がれやすさ」を感じる場面がありました。より確実に仕上げるための対策をおすすめします。

  • 下地処理: 1500番程度のヤスリやメラミンスポンジで表面を軽く荒らし、細かい傷(足付け)をつける。
  • 脱脂: アルコールで軽く拭いて油分を取り除く。これらを行うことで、塗膜の定着力をより高めることができそうです。

■ 実際に使って見えた「デメリット」と「対策」

素晴らしい性能を持つカレイドカラーですが、実際に作業する中で見えてきた「注意すべきポイント」も正直にお伝えします。

1. 攪拌(かくはん)に非常に時間がかかる

高密度な成分ゆえか、手で振るだけでは均一に混ざるまでにかなりの時間を要します。
【対策】 効率的に作業を進めるには、「ボルテックスミキサー」の導入をおすすめします。これがあるだけで準備のストレスが激減します。

同じ商品は廃盤っぽいので同等品はこちら

模型用だとプラモ向上委員会さんからボルテックスターラーという便利な商品が出ていますね。(お値段的に手が出ませんが)塗料瓶をそのまま挟める構造みたいです。

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2. 隠蔽力が高いゆえの「不向き」な表現

驚異的な隠蔽力はメリットですが、その反面、透け感を利用した「繊細なグラデーション塗装」には不向きです。パキッとした発色を活かす塗装に向いています。

3. ラインナップの制限

現時点では「クリアカラー」のラインナップがありません。 キャンディ塗装やクリアパーツの塗装は、今後の展開に期待したいところです。


■ 関連動画はこちら

今回の製作工程や、使用した塗料の詳しい検証については、こちらの動画で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。


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▼ エアブラシ シリーズ

▼ 水性塗料 Kaleidoシリーズ

    ■ 最後に:水性塗料の「新時代」

    「水性だから……」という妥協は、もう過去のものかもしれません。
    このKaleido ColorWorksは、プロフェッショナルな仕上がりを求めるモデラーにとっても、有力な選択肢になると確信しました。
    家族への配慮と、作品のクオリティ。その両立を目指す私のスタイルに、欠かせないパートナーになりそうです。

    最後まで読んでいただきありがとうございます。制作の励みになります。
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