着色パールの到達点 ラスタービビッドを使いこなす調色・塗装術

信頼の装備品 (道具紹介)

こんにちは、模型の深淵(アビス)の探索者、らばです。

今回は、私が日頃の制作で愛用している着色パール顔料、ピカエースの「ラスタービビッド」について、自らの経験に基づいた覚え書きとしてまとめました。

ピカエース ラスタービビッド

ラスタービビッドの主な特徴と魅力

ピカエース ラスタービビッドは、ベルベットのような質感と、パール顔料としては珍しい非常に鮮やかでくっきりとした発色が特徴の着色顔料です。

1. 「白ボケ」しない鮮烈なカラー
一般的なパール顔料は白っぽくぼんやりした発色になりがちですが、ラスタービビッドは真珠光沢(パール感)を保ちつつ、原色に近い力強い色合いを表現できます。

2. しっとりとした質感
ベルベットのような高級感のある輝きが特徴。この質感が、キャラクターモデルの立体感をより豊かに、そして清潔感のある「プロの仕上がり」へと導いてくれます。

3. 高い汎用性と操作性
元々はUVレジン液への混ぜ込みやネイルアートなどに使われていましたが、模型塗装まで幅広く対応。粒子が極めて細かく、0.3mm径のエアブラシでも目詰まりすることなくしっとりと仕上がります。

製品仕様

  • 内容量:1袋あたり約1g
  • カラーバリエーション(全25色):赤・青・緑・紫系など、鮮やかなラインナップ。現在はアンティーク調を含め全25色が展開されています。
    • 暖色系:ブレイズレッド、ルージュレッド、マンゴーオレンジ、キャンディローズなど
    • 寒色系:アイリスブルー、オーシャンブルー、コズミックブルーなど
    • その他:ミントグリーン、カナリヤイエロー、ベロアブラック、ゴーストシルバー、アンティークブロンズなど

失敗しない!オリジナルパールの作り方

以前、この顔料を使用したブラックパールの作例をSNSで紹介した際、16万インプレッションを超える大きな反響をいただきました。多くの方が注目したその質感の秘密と、私が実践している調色・塗装法を記録しておきます。

【使用例】ラスタービビットNo.520ベロアブラック

パウダーをダマにせず、均一に分散させるための推奨手順です。ラッカー系、水性ホビーカラー、エナメルなど溶剤を選びませんが、今回は水性ホビーカラーの使用例になります。

準備するもの

  • 水性ホビーカラー(クリア)
  • 水性ホビーカラー(専用うすめ液)
  • ピカエース ラスタービビッド
  • 調色スティック、塗料皿

調色の手順とコツ

  1. うすめ液から入れる:まず塗料皿に「うすめ液」を入れます。
  2. 顔料を馴染ませる:顔料を1杯入れ、液の中でしっかり混ぜます。先にクリアを入れるよりも粒子がバラけやすく、ダマになりにくいです。
  3. クリアで定着させる:顔料が馴染んだら「クリア」を加えます。比率は普段のエアブラシ塗装と同じ希釈率を目安にすれば問題ありません。
  4. 混色の楽しみ:複数の色を混ぜるのもおすすめです。3色くらいまでを目安に混ぜると、色が濁らずに自分だけの理想的なオリジナルパールが作れます。

水性ホビーカラーで作るオリジナル塗料①調合編

水性ホビーカラーで作るオリジナル塗料②塗装編


下地選びと塗装のポイント

下地を「活かす」のがパールの醍醐味

パール塗装は下地の色を透過させて活かせるのが最大の特徴です。

  • 光沢ブラック下地:余計な光を吸収するため、パールの色味や反射が最も鮮明に現れます。色が把握しやすいため、初めての方にも向いています。
  • 同系色やグレー、白下地:下地の質感や色をあえて透かすことで、より奥行きのある複雑な表現が可能です。

仕上げのコツ

一気に厚塗りせず、薄く塗り重ねてパール層を作ります。最後に「光沢クリア」を吹くことで本来の輝きがしっかりと引き立ちます。


実物を見て買えるお店・入手方法

実物を見て買えるお店

  • ピカエース 本社(奈良市)
  • abc500en(名古屋市)
  • ボークス秋葉原ホビー天国2(東京都)
  • 地球堂模型 (島根県浜田市)
  • サンカクヤ(福岡市)
  • Cafe rion(福島県南相馬市)

ネットでのご購入

お近くに取り扱い店舗がない場合は、正規販売代理店の「Owlet」さんが安心ですので、ぜひチェックしてみてください。

ピカエース ラスタービビッド (ベロアブラック)


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次はどんな「深淵」が待っているのか。また次回の探索記録でお会いしましょう!