【ピカエース】ガンプラに使えるオリジナル蛍光塗料の作り方

信頼の装備品 (道具紹介)

■ はじめに:市販の蛍光塗料で満足できないあなたへ

こんにちは、模型の深淵(アビス)の探索者、らばです。

模型製作において、ツインアイやセンサー、ビームサーベルの発光表現は、作品に「魂」を宿す重要な工程です。 しかし、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 「市販の蛍光塗料だと、色数が少なく混ぜて作ると濁ったり、発色が期待したほど鮮やかではない……」
  • 「UVライトを当てた時に思った色と違う……」

ラッカー系や水性ホビーカラー、エナメルを含めて、思い通りにいかないもどかしさを感じている方も多いはずです。

【結論】ピカエースの顔料で自作すれば、これらの悩みは完全に解決できます。

本記事は「蛍光塗料 自作」や「蛍光顔料 使い方」を探している方にとって、最も実践的で再現性の高い内容を目指して執筆しました。 ピカエース公式アンバサダーとしての実使用レビューに基づき、知的で誠実な検証プロセスをすべて公開します。

この記事はこんな人向け

  • UVライトで赤く光る蛍光色をさがしている
  • 市販の蛍光塗料を卒業し、ワンランク上の発色を出したい方
  • エアブラシ塗装での「ザラつき」を完全に克服したい方
  • ブラックライトで「劇的に光る」演出をマスターしたい方
発光色が『赤い』のがポイント!

■ 元動画:【検証】蛍光顔料自作塗料化テスト

本記事の工程は、こちらの動画でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

YouTube:蛍光顔料自作塗料化テスト/ピカエース


■ ピカエース蛍光顔料とは?:光を操る「スパイス」の正体

ピカエースの蛍光顔料は、紫外線(太陽光やブラックライト)を吸収し、可視光線として放出する性質を持つ、高密度の微細粉末顔料です。 一般の色材に比べて2〜3倍という圧倒的な視認性を誇ります。

● 主な特徴と基本情報

  • 圧倒的な鮮やかさ: ネオンカラーのように輝き、曇天や雨天でも高い視認性を維持します。
  • 透明性の高さ: 透明顔料であるため、クリア塗料やレジンに混ぜてもクリアな透明感を維持できます。 また、溶剤を使うことにより染料系の塗料としても活用可能です。
  • 全12色のバリエーション: ローズ、パープル、レモン、オレンジイエロー、ホワイトなど、一般的な模型用塗料にはない様々な表現が可能です。特にローズはUVライトで赤く光らせたい時におすすめです。

■ 【実践1】手軽に使える彩度の調整テクニック

まずは、オリジナル塗料を作る前段階として、手軽に彩度を上げる方法をご紹介します。

溶剤に顔料を混ぜてしばらく置いておくと、顔料は下に沈み、溶け出した染料が分離します。 この「染料の上澄み液」を既存の塗料に混ぜて調色することで、濁らせることなく簡単に彩度を上げることが可能です。 初心者の方はまずここから試してみるのがおすすめです。

微細な顔料は下に沈殿します。

■ 【実践2】ザラつきゼロを実現する「自作塗料」制作工程

ここからは私が実践している具体的な調合手順を解説します。

● ステップ1:乳鉢による「すり潰し」

ピカエースの顔料は高品質ですが、細かく見ると白い顔料に染料をコートした状態になっています。 粉末を模型用塗料として使うにはどうしても大きめな塊(ダマ)が含まれており、これが塗装時のザラつきの正体です。

  • 工程: 顔料を乳鉢に入れ、力を入れすぎず円を描くようにすり潰します。
  • 目的: この「ひと手間」を掛けることで、仕上がりが格段に良くなります。
顔料を乳鉢に出し、少しずつ溶剤を混ぜながら丁寧にすり潰します。

● ステップ2:お茶パックによる「濾過」

  • 工程: しっかりとすり潰したら、ストレーナーやお茶パック等を使って濾していきます。
  • 顔料の黄金比: 濾過工程で一部の粒子が取り除かれるため、顔料の量は多めに入れるのがコツです。 例えば10ccの塗料を作るなら、耳かき5杯分程度を目安にしてください。
  • 効果: エアブラシのノズル詰まりを未然に防ぎ、大きな粒を完全に排除します。
ストレーナーが理想ですが手軽に100均のお茶パックで代用できます。

● ステップ3:クリア塗料との混合

  • 希釈の目安: 普段使っている塗料と同等の希釈で大丈夫です。クリアと顔料を含んだ溶剤の比率は、1:1くらいを目安に調整し始めるのが理想的です。
  • ヒント: 少量の溶剤で先に粉を練って「ペースト状」にしてからメインのクリアに混ぜると、均一に溶けます。

■ エアブラシによる実戦塗装と発光ギミックの検証

● 濃度確認と吹き付け

  • ハンドピースに入れて準備完了。ノズル径は0.2mm以上が推奨です。
  • 吹き付ける前に、必ずテストピースで濃度を確認します。
  • 仕上がりのチェック: 艶が出るまでしっかり塗っても、大きな粒はなく、ザラつきは一切ありません。
自作塗料でのテスト塗装。スプーン表面に吸い付くような美しさです

● ブラックライトによる演出効果

自作した「レッド」に365nmのUVライトを当てると、ネオンのように発光します。

365nmのUVライトは、可視光(紫色の光)が少なく、目的の対象物だけを効率的に蛍光・硬化させるUV-A(長波長)ブラックライトです。主にレジン硬化、偽造防止チェック、汚れ・鉱物の鑑定に使われます。

395nmとの違い: 365nmの方がより強いブラックライト効果が得られ、可視光の紫色の混ざりがありません。

365nmのUVライトを使いましょう。

● 水性ホビーカラーへの応用

水性ホビーカラー(レモン等)でも手順は同様です。 ブラックライトにも強く反応し、非常に鮮やかに仕上がります。


■ 【検証】「ひと手間」を省くと、なぜ損をするのか?

左(オレンジ)は大きめのダマが残った状態。エアブラシ塗装には使えません。

エアブラシ塗装ではハンドピースのノズルに詰まるのでそのままでは使えません。すり潰さずにそのまま濾すと何が起こるかと言うと…

  1. 目に見える粒残り: 明らかに「粒」が残ります。
  2. 顔料濃度の低下: ストレーナーに詰まってしまい、塗料自体の色濃度が低くなります。
  3. 発色の弱体化: 肉眼で見ると、明らかに色濃度が薄く感じます。
色濃度が薄く、なかなか発色しません。

■ まとめ:失敗を回避し、最高の輝きを

● よくある失敗と対策まとめ

  • ダマになる → 乳鉢で徹底的にすり潰す
  • 表面がザラつく →ストレーナーや お茶パックでの濾過を徹底する
  • 発色が弱い → 白下地を完璧に作る。顔料の不足による色濃度の低下。
  • 光らない → UVカット入りのトップコートを避ける
  • 発光色がおかしい→365nmのUVライトを使う

● 今回の仕上がりを再現するための推奨セット

まずは少量の顔料で「実践1(上澄み液)」から試してみてください。 そこから一歩踏み込むことで、この記事の真価が体感できます。

私の最新作例やSNS、活動実績はこちらに集約しています。
公式活動拠点|lit.link はこちら

最後まで読んでいただきありがとうございます。下のバナーを押して応援をお願いします。また次回の探索記録でお会いしましょう!

コメント